近年珍しく期待されてきた政府の方針の中でも、特に中核をなす3政策、「三本の矢」の概要がおおよそ見えてきました。3本目の矢である成長戦略の素案では賃金上昇や減税措置、規制緩和といった馴染みのある単語が並びましたが、一方でプログラミング教育に関するものもあるようです。

あくまで素案の段階なのでこれからの審議に期待といったところですが、「ITやデータを活用して新たなイノベーションを生み出すことのできるハイレベルな IT人材の育成・確保を推進する」というもっともらしい理念が提示されているため、ある意味でほかの戦略よりも現実的な感があります。

具体的に何をするのかというと、なんと義務教育の段階からITに関する教育を進め、最終的には「簡単なプログラム位なら書けるよ」みたいな小中学生を量産する、というもののようです。
実は2012年頃から「プログラムによる計測・制御」というものが必修になっていますが、これがさらに強化されると考えられます。

一家に一台パソコンがある、という状況が当然のようになった現代。
ネットや各種オフィスソフトだけでなく、これからは家で簡単なコードを書ける、パソコンをより理解している若者が増えていくものと思われます。
考えてみるとすごいですが、これを達成するためには指導を専門とする人材育成が急務となっていくでしょう。
ますますコミュニケーションができる技術者が求められるのかもしれません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です